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欧米のお灸事情

イギリス在住の日本人鍼灸師伊田屋ゆき先生に現地からzoomを使って講義していたたきました。伊田屋先生はモクサアフリカの理事をされています。モクサアフリカはイギリスのチャリティー団体で、アフリカにおいて結核の補助療法としてお灸を広めており、今回はお灸を使ったオリジナルの乾癬、アトピー性皮膚炎の治療を披露していただきました。

 ☆お灸博士 原 志免太郎

104歳まで現役で診療を続けた医師の原 志免太郎先生は多くの著書を残しています。中でも「万病に効くお灸療法」は有名で、抗生物質のなかった戦前に、国民病であった結核をお灸で治療されていました。伊田屋先生のグループはこの著作からヒントを得て、アフリカにおいて、貧困から十分な医療を受けられずに、エイズや結核で亡くなる人を何とか救おうと考え、お灸治療の普及に努めています。効果を認めたウガンダのマケレレ大学では、お灸を投薬療法の補助療法として用い、又、代替補完療法として研究を進めています。


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