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春の不調Ⅱ

 ☆移動性の高気圧により気圧変化が激しい

春は高気圧と低気圧の入れ替わりが激しく、気圧変化が不安定なため自律神経が乱れやすくなります。低気圧が近ずく時、高気圧が張り出してくるとき、いずれの気圧変化でも、天気痛の発症が多くなることが分かってきています。また、春は異動や引っ越しなど慌しくなると、精神的ストレスも大きくなり、これらのことも、自律神経のバランスを崩す原因になりますので、注意が必要です。


 ☆自宅でできる対処法

毎日湯船に浸かってしっかり温まりましょう。決まった時間に起床して朝食を食べる。休日もだらだら昼まで寝ずに決まった時間に起床して、朝日を浴びることが重要です。強い朝日を浴びることによって、脳の視床下部にある体内時計がリセットされ、決まった時間に朝食を食べることで内臓が働き、体のリズムを整えます。

この季節にとれる酸味や苦味のある食材には理気発散作用があり、滞った気の流れを整え、自律神経の働きを良くします。ポンカンや八朔などの柑橘類。タラの芽やフキノトウなどの山菜、菜の花、青梗菜、レタスやクレソンなどがお勧めです。

今年もコロナ禍で日常生活でも普段以上に緊張を強いられることが多くなっています。体の不調を感じたときは、早めに鍼灸治療を受けて自律神経を整えてください。

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