フレイル予防
COVID-19の感染拡大で外出を控える生活が続いています。高齢者は感染すると重症化のリスクが高く警戒が必要ですが、一方で家に閉じこもりの生活は、心身の衰弱を招きやすいので注意が必要です。
日本老年学会は2014年、筋力や気力が低下して、介護が必要になる一歩手前の状態を「フレイル」と名付けている。フレイルは体を動かす機会が減り、食が細り、人との交流が途絶えて気分が落ち込むことで起こります。高齢者の筋肉の衰えは早く、特に足は弱りやすい。普通の生活で数年かけて低下する筋肉が、動かずにいると1週間で失われ、歩けなくなるリスクが高まるとされています。