うつ病の鍼灸治療

近年は欧米でも針治療による精神疾患の研究が盛んに行われています。足三里というツボに針をして強めに電気刺激を加えて交感神経の働きを抑制する治療です。欧米では強い刺激でないと効果がないと勘違いされていますが、慢性の精神疾患の患者さんは弱っています。強刺激ではかえって悪化することがあり、むしろ手首や足首のツボに軽い刺激の針を行い、背骨に沿って温灸で気の流れを促進して、頭の針で気の巡りを良くすると交感神経も落ち着き、治療中に眠ってしまう患者さんも多いです