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座らず勉強、脳を刺激


体を動かすと頭がすっきりして、ストレスが解消される気がする。自分への肯定感や自身も増す。最新の研究によると、運動は肉体だけでなく、脳をも活性化するらしい。認知症予防、学習効果アップにと運動の効用が注目されている。教育水準の高さで知られるフィンランドでは、スクールオンザムーブ(動く学校)と銘打ったプロジェクトを政府が推進しています。椅子に座る時間を減らし、WHOが提唱する「一日1~2時間」の身体活動を掲げる。フィンランドの小学校では児童の大半が色とりどりのバランスボールにのり机に向かう。ドリルの問題を一つ解いたら、教室の後方に移動してカードを引き、書かれた指示度通りの動きをする。ゲーム感覚の授業だが、どの子も至って真剣で騒ぐこともない。問題文を教室のあちこちに配置して、席を立って見に行かないと回答できない「動く算数」、スクワットや腕立て伏せをしながら時間の概念を学ぶ「動く理科」など、ユニークな授業が展開されている。


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