体操10分で記憶力向上
体を動かすことで脳にも良い刺激を与えるという研究が各地で報告されている。子供の注意力が高まり、判断のスピードは速くなる。記憶をつかさどる「海馬」の神経細胞は、成長後も運動によって増えることが動物実験で確かめられている。高齢者の認知症予防にも熱い視線が向けられています。筑波大学の征矢(そや)教授らは、「ごく軽い運動を10分行うだけで、海馬の活動量が増え、直後の記憶力が向上した」と研究成果を報告して世界的に注目を集めた。様々な強さの運動と脳活動への影響を調べてきた教授が、脳のために勧めるのは、きつい運動ではなく、ヨガや太極拳程度の軽く楽しい運動」体を動かすことは本来楽しいこと。そう思える運動を無理なく日常生活に取り入れてと提唱している。