季節性うつⅢ
☆体内時計の乱れも原因!
人の体には「概日時計」と呼ばれる体内時計を調整する機能が備わっており、睡眠と覚醒、ホルモン分泌のリズムを整えている。脳の視床下部にある「視交叉上核」と呼ばれる神経が体内の概日時計をコントロールしている。たとえば、時差ボケやシフトワーク、不規則な生活が続くと、気分が落ち込んだり、体調が優れなくなるのは、視交叉上核がうまく働かなくなるからです。暗い時間が長くなる秋から冬になり、この概日時計が日差しの明暗に同調できなくなると生活機能に影響が出てきます。
季節うつの予防や治療には、朝日を浴びる規則正しい生活が効果的です。ウォーキングや通勤時間を利用して、積極的に朝の光を浴びることが有効です。それでも効果がなければ早めに鍼灸治療を受けてください。